2025/06/11 12:06
アプリシャルシルキーエッセンス(美容液)
シルクと言えば、群馬の富岡製糸場が絹産業遺産群と世界遺産に登録されたことは記憶に新しいところです。明治の初頭には輸出品として、国内で盛んに生産されていました。当時の日本製の生糸は品質も良く、諸外国へ高い値段で取引され、日本の輸出品のトップを誇っていました。リヨンやミラノの絹織物に富岡製の生糸が使われていたとか。
また中国を起点とする「シルクロード」は、中国産の絹が遠くインドや西アジア、さらにはローマ帝国にもたらされたことに由来します。シルクが貴重で有益である証でしょう。そのシルクを活用した製品は、着物や下着のイメージがありますが、現代では食品や化粧品、ケア用品にまで応用され、新たな分野の研究も盛んです。特にアミノ酸の化粧品として今、シルクが注目されています。世界遺産に認定されたことで、群馬のシルクがまた脚光を浴びることになったりして?
■カイコが作り出す天然のアミノ酸
シルクはご存じのように、カイコが作る繭を紡いでできる繊維です。シルクの主な成分は、セリシン、フィブロインと呼ばれる2種類のタンパク質で構成され、他に炭水化物、無機質などが数%含まれただけで、ほとんどがアミノ質でできています。この天然のアミノ酸は、高い保湿性を保持し、物質の吸着能が極めて高く、紫外線をカットし、抗菌性に優れています。またアレルギーを起こしにくい特長があり、肌を保護する役目もします。以上のようにシルクは、優れた素材であり、肌に近い成分で理想的に肌をケアする大切な要素を持っているのです。
余談ですが、シルクの衣服を身につけていると肌に良いばかりでなく、皮膚細胞が活性化し、血管の老化を防いでくれる役割まで果たすという結果も報告されています。シルクの肌着やパジャマが良いというのも、そうした裏付けがあるのでしょう。また、今のように入浴の習慣のない平安時代の貴族の女性たちが西洋の婦人に比べ、皮膚病の話が少ないのも絹でできた十二単衣を身につけていたからではないかと言われています。
■アミノ酸が美肌に働きかける
肌は、表面から表皮・真皮・皮下組織に分かれています。肌のみずみずしさを保っているのは、表皮中の角質層です。そこでは水分を保持するためにNMF(天然保湿因子)が、働いています。NMFは紫外線や外気の変化によって失われやすく、減少によって乾燥や肌荒れを引き起こします。この肌にうるおいを保つ、重要なNMFの主成分がアミノ酸です。またその下の真皮ではコラーゲンが、肌にハリとうるおいを持たせ、エラスチンが肌の弾力を保つといった役割を網目状につながり協調しながら担っています。このコラーゲンもエラスチンもアミノ酸で構成されているのです。アミノ酸は美肌に不可欠な成分といえるでしょう。
■発売されているシルク化粧品は?
現在、アミノ酸の効果を期待してシルクを原料とした化粧品があります。しかし、本当の意味でシルクの特長を生かした原料は存在していません。というのも、絹繊維を希硫酸溶液で処理したのち粉末にしたものが原料だからです。この粉末の化粧品素材から、有害な重金属をなくすことは不可能です。また、今までの方法はシルクを希硫酸で処理するので、アミノ酸はかなり壊れてしまい、溶けやすい有効成分はなくなってしまいます。その上、化粧品として使いやすいようにとクリーム状にする際、合成界面活性剤などの乳化剤を使用しています。合成界面活性剤が化粧品に含まれていると皮膚本来の防御機能が低下し、アレルギーを起こす物質などに対して肌が過敏に反応してしまうといった重大な問題を引き起こす場合があります。シルクが原料だといわれていても、注意して選ばないと逆に肌のトラブルが増加することになりかねません。
■他にはないシルク原料シルクピュア
シルクピュアの特長を生かした処方で肌の改善を実感できます。さらに、コラーゲンやプラセンタエキスを配合し肌を活性化、若々しい肌を育みます。甘草由来成分の作用で炎症を防ぎ、肌荒れも解消します。杏仁オイル配合で、肌を乾燥から保護しながら柔軟にさせ、弾力性のある肌にします。