2025/06/09 10:44

■ボケないのはどっち?

高齢者が心がける周りへの貢献は、介護されない期間をどれだけ引き延ばすこととだと思いますよ。介護される人、介護する方が1人でも少なくなるように、要介護予備軍の私たちの意識を変えることから始めてみましょう。明るく、楽しく笑顔で元気でいられる。そんな幸せを呼び込みましょう!

  

質問:ボケないのは「絶対にボケたくないと思っている人」と「ボケても仕方ないかなと思っている人」どっち?

回答:悲観的な生き方こそがボケの要因。もっと前向きに、「ボケても仕方ない」くらいの気持ちで楽観的に生きるのが最善です。ただ、やることをやって努力したうえでの楽観主義です。それではボケないためにやる努力とは何でしょうか?それは生活環境を整えることです。肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病にかからないよう健康を気遣う。それが最も有効な回避方法なのです。「なんだ、当たり前の健康法じゃない」。そう!そのうえで、ポジティブで、楽観的な生き方をすることのようです。そして、認知症予防のキーワードは「楽しい」という感情!脳の老化を防ぐには脳全体の機能を高める気風が必要です。

 

哲学者のカントは人間の精神活動の基本要素の「知・情・意」(知能・感情・意欲)と唱えています。知能は人間が社会生活を送る上での認知機能の事で、その土台に意欲と感情があるが、意欲が重要で、意欲を持たなければ感情は動かず、知能を駆使する活動に至らない。それでは脳の健康は意欲の強さに左右されるため、最も大事なのが「意欲」だということです。楽しいことはだれしも意欲が湧きますよね。

それではあなたにとって「楽しいこと」は何ですか?それを始めてみませんか?