2025/05/22 17:22

肌に負担を掛勁ない日やけ止めを、毎日使うことが美肌を保ったもの秘訣。


■春先は特に注意が必要

うららかな天候に誘われて、外出する機会も増えて来ましたね。でもちょっと待って!紫外線対策をしていますか?真夏は陽ざしが強いので、日傘をさしたり帽子をかぶったり、化粧品でもUV対策をして気をつけることと思います。しかし、実は春先の陽ざしの方が肌には怖いのですよ。

それは、春先の肌は紫外線の最も少ない冬を経て、無防備な状態になっています。気温や湿度が徐々に高くなると、急激に紫外線は強まり、環境に慣れていない肌はダメージを受けやすいのです。さらに外出する機会も増え、うっかり紫外線を浴びる機会も多い季節です。

春にシミやソバカスが急に目立ち、吹き出物や肌トラブル、肌荒れが多くなるのも、季節の変化にまだ対応できない肌状態が原因かもしれません。できてしまったシミやソバカスをとるのは大変です。そのためにメラニン生成を防ぐ、紫外線予防が必須です。

  

■身近にある健康被害

まだ「紫外線の害には、あまり関心がないわ」と思われている方はいませんか?持病があり薬を飲んでいる場合は、特に紫外線の浴びすぎに注意が必要です。化学物質である薬が沈着している皮膚に紫外線が当たると、皮膚炎が強く出ることがあります。これは日光過敏症といいます。特に高血圧や糖尿病の薬を飲んでいる方は注意が必要です。また、紫外線を浴び続けると、活性酸素が作られて皮膚細胞の中のDNAがダメージを受けます。少量の場合には自然に修復されるのですが過度の日焼けをするとDNAが突然変異を起こして修復不可能になり、皮膚ガンが発生するおそれがあるとか。そのほか、白内障も紫外線と関係があるといわれています。ぜひ、紫外線対策を心掛けて、将来のリスクを減らしましょう!

 

■日やけ止めは、SPF値の高いものが良いの?

SPFの数値が高ければ良いというものではありません。SPFはUVB紫外線の防止効果が基準で、数値が高いものは、どうしても肌にとって刺激のあるものが配合されています。毎日つけるものにはお勧めできません。長時問、戸外へ出る場合など、どうしても強い紫外線を浴びざるえない時に必要に応じて使うのが良いでしょう。通常はSPF20以下で十分です。それよりも日常使うものは、PA効果を重視したものがおすすめです。