2025/05/21 17:03
■ハートの形は若さの秘密
杏仁とは、アンズの果実の中にあるかたい種子を砕くとその中から出てくるハート型のやわらかい核(仁)のことです。
杏仁には、さまざまな薬効が凝縮されていますが、中国では昔から経験的にこのことがよく知られていたようです。漢方の処方にも、杏仁はなくてはならない生薬として広く使われてきました。とくに鎮咳(ちんがい=せきをしずめる)、去痰(きょたん=痰を取り除く)、利尿などに有効とされ、せき止めやぜん息など呼吸器系の病気予防には欠かせません。また、東洋医学では呼吸器系をつかさどる肺と皮膚とは、コインの裏表のような密接な関係にあると考えられています。
■5つの高級脂肪酸がお肌を守る
杏仁オイルには、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、パルミトレイン酸、リノール酸の5つの高級脂肪酸から成り立っています。その中のパルミチン酸、ステアリン酸の2つの飽和脂肪酸が水分と混じり合い保湿のシールを作って肌をみずみずしく保ち、紫外線から肌を守ります。ほかの3つは不飽和脂肪酸ですが、杏仁にはその飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸が自然に存在していて、汕焼けの心配のない自然なUVケアができます。パルミトレイン酸には肌を活性化させ、生き返らせる効果があるといわれております。
美しさの追求は「健康細胞」を求めることともいえるのではないでしょうか。